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疾病と治療

犬や猫が下痢の際に、下痢止めは適正か?

先日、夜間診療を行なっていた際に、「下痢の時に、下痢止めは良くないって聞きました。整腸剤と補液が良いって主治医も言ってました」と仰る飼い主さんが来院しました。飼い主さんに対しても、かかり付けの動物病院さんも、素晴らしいなと思いました。しかし...
診療ブログ

犬や猫の多頭飼育における誤食-どっちが食べたかわかりません!

タイトルが全てを説明していますが、先日、2頭で飼っていて、「どっちか、あるいは両方がタマネギをちょっと食べちゃったと思います」という方がいらっしゃいました。見ると、お行儀良くチョコンと座っているワンコと、走り回っているやんちゃなワンコが待合...
診療ブログ

獣医師が考える、犬や猫などの動物病院の選び方

ペットを飼育しているオーナーの方は、どのようにして動物病院を選んでいるでしょうか?様々な動物病院があって、人間も様々です。正解はありません。しかし、獣医師の立場から、お勧めの動物病院の選び方を述べたいと思います。動物病院を選ぶ際の、実際の選...
診療ブログ

犬や猫の誤食による中毒量と致死量

中毒とは有害物質を摂取(口からだけとは限らず、皮膚や眼の結膜など、様々)することによって、身体に出る悪い反応(有害反応)のことをいいます。毒に中たる(あたる)と書いて、中毒なわけですが、「毒」かどうかは、『結果として有害反応が出たかどうか』...
診療ブログ

動物病院の診療費の考え方

動物病院において、患者さんはお客さんとなります。当たり前と言えば、当たり前です。そして、我々も、公益性があることとはいえ、事業として行なっている以上、利益は必要です。夜間に動物病院として営業しており、獣医師と愛玩動物看護師が待機しているので...
診療ブログ

犬や猫の誤食は繰り返す・・・

夜間救急に来院される患者さんのおよそ半数が誤食といっても過言ではありません。それくらい、誤食の発生は多いです。誤食の危険性は、おもに、以下に大別されます。①生物・化学的弊害としての中毒、アレルギー、胃腸障害など②物理的弊害としての残存、傷害...
診療ブログ

除細動器の適応

自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)、いわゆるAEDというものが普及し、いたるところに設置されるようになってだいぶ経過しました。AEDの良いところは、除細動が必要かどうかを判断してくれるとこ...
診療ブログ

動物の死亡を確認するのも仕事です。

獣医師の仕事には、診療がありますが、何も生きている動物だけが診察対象ではありません。死亡を確認したり、検死(検視・検案・解剖)することもお仕事です。昨日は、「今朝亡くなったんだけど、さっき動いた気がするので、本当に亡くなっているか確認してほ...
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心タンポナーデの犬、来院

心タンポナーデは、心臓を包んでいる2層の膜(心膜)の間に体液が貯留し、心臓が圧迫される非常に危険な疾患です。この状態を放置しておくと、発症後数十分~数時間で20%、24時間で50%、1週間以内に80%以上の患者が死にいたると言われているよう...
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獣医療における万が一のリスク

滅多に起こらないけど、極稀に起こることを「万が一」という言い方をすると思います。厳密な意味合いや語源などは存じ上げませんが・・・仮に、確率を文字通りに10,000分の1だと仮定したお話です。リスクについての説明動物病院で診療を受けた際に、「...
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犬の感電事故発生!

本日は、「感電」してしまったワンコが来院したお話をしたいと思います。結果としては、不整脈等の心臓へのダメージ、神経ダメージによる肺水腫は「診察時は」なし。口唇付近に火傷をおっていたようです。その時は、何事もなく退院しましたが、48時間の厳重...
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犬が吐きそう、それは咳かもしれない・・・

何かを吐こうとして、でも吐かないという感じの「空嘔吐」を訴える患者さんがいらっしゃいました。診察中の様子から、それは、「空嘔吐」ではなく、「咳」だと判明しましたので、あるあるとしてご紹介します。犬や猫の病気で代表的な病気・・・ネットで検索す...
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動物の安楽死

非常に賛否がある議題ですが、先日、安楽死を希望される方がいらっしゃったので、少しだけ触れたいと思います。その時は断りましたけどね。安楽死の条件1.患者が耐え難い肉体的苦痛に苦しんでいること2.患者は死が避けられず、その死期が迫っていること3...
診療ブログ

患者さんこないかなあ・・・は不謹慎?

タイトルが全てなのですが、、、今回は、ちょっとこのお話をしたいと思います。まあ、なんというか、昨日は患者さんが来なかったので、こういうテーマになっただけなんですけどね。獣医療という行為の善性自己正当性というと、ただの主観、私見のように聞こえ...
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動物が誤飲・誤食した際の催吐処置について

以前、救急医療のおよそ半数は誤飲・誤食と述べたことがあります。感覚的に間違ってないと思うのですが、本日もまた来院されました。今回は、オーナーが思い込んでいる誤解について少し述べていきたいと思います。カーネーションを食べてしまった!お電話では...
診療ブログ

低体温の犬が来院

今回は、低体温症のワンコが来院したので、お話ししたいと思います。まさに救急で、放っておくと亡くなってしまう状態でしたが、なんとか無事にお返しすることができました。低体温とは定義は、おおむね、「35℃以下」とされていることが多いですね。麻酔下...
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飼い主さんの呼称について

直接的な診療ではありませんが、今日は動物病院における「飼い主さん」の呼称について述べたいと思います。完全に、個人の意見ですので、様々な意見があると思います。ただ、私なりの思い、考えがあってのことでの結論です。時代の流れや考えの変化によって変...
診療ブログ

動物に対して中毒性がなくても、大量摂取はダメです

食べてはいけないわけではないけど、偏ってはダメ!前回に引き続き、誤食?のようなものです。誤食!と断定していない理由は、「それ自体は食べてはいけないものではないから」です。これはどういうことかといいますと、偏食ですかね・・・量も含めて間違った...
各種情報

麻酔管理におけるバイタル(EtCO2)

ETCO2(end-tidal carbon dioxide tension):呼気終末二酸化炭素分圧PACO2(alveolar carbon dioxide tension):肺胞気二酸化炭素分圧(肺胞内二酸化炭素分圧)ETCO2は、呼...
各種情報

麻酔管理におけるバイタル(体温)

麻酔下におけるバイタルの評価は重要です。体温もその一つとなります。通常時の体温とは区別して、麻酔下における体温管理についてまとめます。体温測定方法、測定部位によって異なります。 日本手術医学会の『手術医療の実践ガイドライン』では「全身麻酔下...
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