基礎動物学-生命倫理・動物福祉

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生命倫理

獣医療においても生命倫理は重要である。

動物観

宗教や時代・文化の違いなどによっても異なるため、注意が必要である。

殺処分

環境省による「動物の殺処分方法に関する指針」で,「動物を殺処分しなければならない場合にあっては,殺処分動物の生理,生態,習性等を理解し,生命の尊厳性を尊重することを理念として,その動物に苦痛を与えない方法によるよう努める」との一般原則が示されている

安楽死

獣医療において的確に動物の苦痛レベルを判断し,鎮痛や麻酔などの介入をしたり,安楽死によって動物を苦痛から解放することは,動物福祉の観点からは妥当な治療方法の1つとして提案の選択肢に含めるべきである。
安楽死は動物の心身に苦痛を与えるものであってはならない

インフォームド・コンセント(informed consent)

「十分な情報を得た(伝えられた)上での合意」を意味する。
獣医師が説明をし、飼主の同意を得ること。
特に、獣医療行為(投薬・手術・検査など)の対象者(患者)が、治療の内容についてよく説明を受け十分理解した上で、対象者が自らの自由意志に基づいて医療従事者と方針において合意する(同意する)ことをいうが、動物は意志を表明することができないため、人間のそれとは異なり、別の問題が生じている。
説明の内容としては、対象となる行為の名称・内容・期待されている結果のみではなく、代替治療、副作用や成功率、費用、予後までも含んだ正確な情報が与えられることが望まれている。
患者者側も納得するまで質問し、説明を求めなければならない。
これは患者の権利の一つともされる。

セカンドオピニオン(Second opinion)

当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、または「意見を求める行為」のこと
これは、並列の関係で、他の獣医師の意見を聞くことも含めるが、通常は、「より専門的な獣医師」の意見を聞くことが望まれるため、最初の獣医師に「紹介状」をもらい、その先で聞く意見が望ましい。
 *複数の獣医師に意見を聞き、中庸をとるのであれば良いが、自分にとって都合の良い人を選ぶものではない。

動物福祉の概要

動物福祉(animal welfare)

人の動物の利用を認めながら,動物にその動物種らしく生きるための質の良い生活をさせるという概念。
西洋的。

動物愛護

動物の命を重んじ,安寧を大切にする考え
東洋的

動物の権利

動物も人も同じ権利をもっていて,動物の利用や動物からの搾取を一切認めない

愛玩動物の福祉

動物虐待

積極的虐待と消極的虐待(ネグレクト)がある

積極的虐待

動物に苦痛を与えるような行為を意図的に行ったり,行わせたりすること。
例)動物を殴る,動物同士を闘わせることなどで,体に外傷ができる行為を行うことや,恐怖感を与えること,酷使すること
精神的なもの、肉体的なものがある

消極的虐待

動物に対してやらなければならないことをやらないこと。
例)食事を与えない、治療しない、行動発現できない状況で飼育する

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